探偵に浮気調査を依頼する目的は「浮気の証拠を押さえること」です。浮気の証拠を得ることで、慰謝料の請求など各種法的手続きに移れます。ただ、証拠の種類によっては単独で証拠として利用できないものもあります。

本記事では、探偵の浮気調査で得られる証拠の種類について、詳細を解説していきます。これから探偵に浮気調査を依頼する方は、依頼前にぜひ一読してみてください。

 

浮気の証拠として有効なものを詳細解説

 

浮気の証拠によって、裁判の有利・不利が変わってくる

 

調査対象者が浮気の事実を認めない場合は、民事裁判によって不貞行為の有無が判断されます。この際、浮気の証拠によって裁判の有利・不利が変わってきます。不貞行為の立証では「肉体関係の証明」が重要です。肉体関係の証明につながる証拠を持っているほど、裁判で有利になります。

浮気を間接的に証明する状況証拠のみでは、不貞行為の立証で不十分となるケースがあります。浮気を決定付ける直接的な証拠を集めることが非常に重要になります。

 

浮気調査で得られる証拠

 

探偵に浮気調査を依頼して得られる証拠として、主に下記の5つが挙げられます。

・ 写真・動画
・ メールなどのメッセージ
・ ホテル・レストラン・商品などの領収書
・ 電話履歴・通話記録
・ 浮気の自白

 

写真・動画

 

調査対象者と浮気相手が写った写真・動画は、探偵の浮気調査で最も得やすい浮気の証拠です。写真・動画には、撮影した日付・場所が記載して、慰謝料請求の際の証拠として活用します。ホテルや相手の自宅への出入り、肉体関係を示唆するシーンを撮影した写真・動画は裁判の際に非常に有効な証拠となります。浮気調査を依頼した際には必ず獲得したい証拠の一つです。

 

メールなどのメッセージ

 

調査対象者と浮気相手がメールなどでやり取りしたメッセージも浮気の証拠として有効です。ただし、浮気の証拠として活用するには、メッセージ内で肉体関係を示唆するやり取りが行わていることが条件になります。通常のメッセージのやり取りだと、「知人・友人としてのやり取り」と解釈される可能性も高いので、注意しなければなりません。

一度のやり取りとりも、複数回・数日に渡ったやり取りの方が、浮気の証拠としては有効になります。メールなどの証拠確保は、探偵側から依頼主に対して協力を求められることもあるので、事前に探偵と打ち合わせしておくことが肝要です。

 

ホテル・レストラン・商品などの領収書

 

調査対象者と浮気相手が利用したホテル・レストラン・商品などの領収書も、浮気の状況証拠として活用できます。商品に関しては、性行為を行う際に利用する商品などの領収書が、証拠として有効です。ホテル・レストランを利用した領収書を押さえれば、予約記録などを遡って「誰と利用したか」「何名で利用したか」などの状況証拠も確保可能です。クレジットカードの利用明細も証拠として活用できます。カードの履歴はカード会社で記録されますので、個人の要望で削除することはできません。

 

電話履歴・通話記録

 

調査対象者が浮気相手と電話した記録も、内容によっては浮気の証拠として利用できます。ただし、発信・受信履歴のみでは浮気の証拠としては認められません。会話の内容まで把握できて、かつ肉体関係を推測できるやり取りが押さえられれば、浮気の証拠として非常に有効となります。

 

浮気の自白

 

調査対象者、もしくは浮気相手が浮気を自白した場合、録音や書面で記録することで浮気の証拠して利用できます。書面の場合は、調査対象者・浮気相手に直筆で記載させます。自白内容は「浮気を行った事実」と「具体的にどこで、何を行ったのか」まで含まれると、証拠能力が高くなります。

ただし、調査対象者・浮気相手に対して自白を強要するのはNGです。自白の強要は「脅迫罪」に該当するため、探偵や依頼主が逆に罪を問われる可能性があります。あくまでも、相手が自然と自白をした時のみ、証拠を押さえるようにしてください。

 

探偵に浮気調査を依頼すれば、着実に証拠を集められる

 

自身で浮気の証拠を集める場合、相手に感づかれてしまい証拠を隠滅されてしまう可能性が高いです。着実に浮気の証拠を集めるには、調査のプロである探偵に依頼するのがベストになります。探偵によっては、浮気調査を専門に扱っているところもあります。浮気調査を専門に扱う探偵であれば、浮気調査の実績も充実しているケースが多いので安心して依頼することが可能です。

着実に浮気の証拠を押さえたい場合は、複数人で調査してもらうことをおすすめします。費用を押さえることばかりに目が向いてしまい、調査人員を無理に減らしてしまうと、浮気の証拠が十分に得られないこともあります。多少費用が高くなっても、浮気の証拠を着実に押さえることに重きを置きましょう。