探偵事務所に浮気調査を依頼する人の大半が気にすることと言えば、当然費用です。

 

お金の問題はどこでも付きません。

それは夫婦の間でも当然ですし、その愛情が壊れてしまえば、その問題はより表だって目立ってきます。

 

普段でも浮気調査の費用に関する質問はいろいろなところから聞こえます。

浮気調査の費用はだいたい幾らなのか?もしお金がなければ浮気調査は依頼できないのか?浮気調査をこれから行う人にとって最も気になるのは、誰でもその費用なのです。

 

■浮気調査の費用相場は30万円前後って本当?

 

浮気調査の費用相場は30万円前後と言われています。

 

さて、30万円というこの料金、あなたは高いと思いますか?安いと思いますか?

探偵としての意見としては、特に高くもなく、安くもない。つまり普通です。

 

それ位アベレージな値段ということであり、浮気調査の費用として30万円という相場は昔からあまり変わっていません。

 

私が探偵事務所に入ったのは15年ほど前ですから、少なくともここ10年は30万円という相場は変わってないことになります。

 

一般人にとってはやっぱり高い!

 

探偵業界にいると30万円という費用はさほど高いとは感じません。

あの業界でいう高い浮気調査というのは、100万円を越えてから驚く位ですね。

 

しかし、それは一般人になってからわかりました。

「冷静に考えたら30万円って普通って高すぎ!」

もう本当にそう思いましたね。

探偵業界に居た時はその辺りの金銭感覚がまったくおかしかったです。

 

冷静に考えてみたら30万円って平均的な日本人の給与よりギリギリ上ですよね。

それだけのお金を一度に払うのって、車を買う時と、結婚指輪を買う時と、マンションの頭金を買う時位ですよね?

 

つまりですよ、30万円も支払うものって完全に人生の岐路ですよ。

浮気調査の相場が30万円ということは、それだけ重要な仕事を依頼するという意味です。

 

■費用は安くしたいのが本音

 

確かに浮気調査は本人とっては相当重要なことですが、費用はやっぱり削減したいですよね?

なにせ1ヵ月分の給料がまるまる飛ぶんですから、子供もいて生活が苦しい人の中には費用が足りないせいで夫や妻の浮気に気が付かないふりをするしか無い人だっているんです。

 

ですがご安心ください。

他の業種と同じく、費用を削減する方法は探偵業界にもあります。

その具体的な手法について、より効果カ的なものを自らの経験をふまえて説明したいと思います。

 

■浮気調査の費用を削減する方法

 

浮気調査の費用を削減するために重要なのは「時間」と「調査員」を最低限の数にすることです。

 

探偵事務所への依頼費用を減らすとしたら、この二つを減らす以外にはまず方法がありません。

 

時間を減らすということは、もちろん調査時間を減らすことです。

調査時間は浮気相手との接触を捉えるため少しだけ長めに設定するのが基本となっていますが、その時間を減らすことが出来れば大幅な費用削減が期待できます。

 

調査員を減らすというのは、現場に配置される探偵(探偵社の社員)の数を減らすということです。

 

調査員の数は調査の難易度が上がるほどに増える傾向にあります。

したがって、数を減らすためには調査の難易度を下げる必要があるのです。

 

■調査時間を減らして費用削減

 

浮気調査の時間を減らす為には、浮気相手とあなたの配偶者が接触する日時を特定する必要があります。

 

もし接触する日時を知ることができれば、その時間帯にだけ浮気調査を依頼すれば済みますよね?

 

そうすれば、浮気調査の費用は驚くほど安くすみますし、無駄な空振りも防げて一石二鳥というわけです。

 

ターゲットを警戒させずに調査員の数を減らす

 

調査員の数を減らすことも費用削減では重要なポイントです。

 

調査員は1名増えるだけで、その調査費用は1.5倍~2倍は跳ね上がると思って良いです。ということは、1名減らすだけでも費用は大幅な削減が可能になります。

 

調査員の数を減らすためには、ターゲットを警戒させないことが鉄則です。

ターゲットを警戒させればさせるほど調査は難しくなり、安全に調査をおこなうために調査員を増やさなくてはなりません。

 

しかし、ターゲットを油断させておけば調査もしやすくなり、調査員の数を無駄に増やさずにすみます。

 

■浮気調査の費用は削減しすぎるのも問題

 

費用を削減すればするほど依頼者は喜ぶのですが、探偵事務所に浮気調査を依頼するのが一番となるでしょう。

 

しかし、一方で浮気調査をおこなうために時間を削ったり、調査員の数を減らし過ぎることも調査の失敗に繋がります。

 

〇調査時間の減らし過ぎは空振りに繋がる

 

費用削減のために調査時間を減らしすぎると、その分空振りの可能性も高まります。

 

浮気調査では対象者が浮気相手と会わないことも良くあります。

例えば、3日の調査期間を設けたとしても、その間に浮気相手と会うのは2回か1回というのが普通。もし対象者が浮気相手と会わなければ、決定的な浮気の証拠を得られません。

 

もしも浮気相手と会う日を読み間違えてしまえば、ピンポイント調査は費用の無駄になってしまいます。

 

どの探偵事務所も基本調査料金が調査ごとに必要となるので、ピンポイント調査でミスをして、もう一度調査を依頼すると再び基本調査料金が必要となり、今度は費用の無駄が増えてしまう結果となります。

 

〇警戒しているのに調査員を減らすと浮気調査は失敗する

 

対象者が警戒しているにも関わらず調査員を減らすのは危険です。

 

もし下手に調査員を減らすと、それだけで尾行が難しくなってしまい、対象者を見失う回数も増えます。

 

見失う位なら良いですが、最悪の場合調査がバレてしまい、二度と浮気の証拠が手に入らない可能性もでてきます。

 

対象者が警戒しているか判断できないなら調査員を減らすのはやめましょう。

 

〇浮気調査の費用削減はハイリスク・ハイリターンである

 

このように、浮気調査の費用を削減するためには時間と人員を削るのが最も効果的です。

 

しかし、時間も調査員も全ては調査を安全かつ確実に進めるために存在するもの。下手に削ってしまうと、よけない費用やトラブルに見舞われる可能性もあります。

 

ハイリスク・ハイリターンである費用削減を実行するかは貴方次第。

 

実際の削減方法などは依頼内容により異なるので、相談先の探偵事務所に自分の場合はどれだけ時間や費用を削れるのか、その限界点を相談してみるようにしましょう。