パートナーが浮気をするかどうかを事前に知ることは誰にもできません。
しかし、『不倫の心理学』の著者でスウェーデンの心理学者アンジェラ・アオラは浮気・不倫をしがちな人には気をつけるべき共通する特徴があると言います。
果たしてその特徴とは?
一度浮気した人はずっと浮気し続ける?
『性格行動分析研究』という論文によると、18歳から34歳の被験者を長期間にわたって追跡調査した結果、ある恋愛で浮気をした人は、浮気をしなかった人に比べて、次の恋愛で浮気する可能性が3倍高いことが分かりました。
違う調査でも前の交際で浮気したと報告した被験者のうち45%が現在の交際でも浮気しています。
ちなみに前の交際では浮気しなかった人が現在の交際で浮気した人は18%でした。
ただ全ての人に当てはまるワケではありません。いずれかの交際でしか浮気していない人が多かったことからも明らかです。
浮気をする人はドーパミンが長い?
ビンガムトン大学の進化生物学者ジャスティン・ガルシアの研究チームはドーパミン遺伝子と浮気の関連性を発見した。ドーパミン受容体が長い「長ドーパミン遺伝子」を持つ男性と女性は一夜限りの関係を持つ回数が多いことが分かりました。他の人よりセックスの回数が多いのではなく、一夜限りのセックスが多く、浮気の頻度も高かった。
長ドーパミン遺伝子を持つ人はドーパミンの量が多いワケではありません。むしろ遺伝子受容体が長いため興奮を求めない人と同じ効果を得るためにより多くのドーパミンが必要です。
大きなタンクを満たすには、小さなタンクに比べてより多くな水が必要であるのと同じ理屈です。
浮気しがちな人が持つ性格とは
5因子理論は社交性、開放性、協調性、誠実さ、神経症的傾向、という誰もが持つ5つ性格的特性の度合いにより個人の性格を分析するものです。
5つの因子の中で最も浮気に強く関わるのは誠実さと協調性。
誠実さが欠如して協調性が乏しい人ほど浮気に走る傾向が高まります。
また新しい経験にオープンで、パートナーよりも社交的な人もより浮気をする可能性が高いようです。
また、
・現状維持に耐えられずすぐに退屈してしまう人
・ナルシスト
・サイコパスのレベルの高い人
・お酒を飲む量が多い人
・うつ病の人
・父親が浮気をしたことを知っている人
以上の特徴がある人も浮気の可能性が高まります。
これまでの研究では、浮気には男女差がありましたが、時代の推移とともに男女の浮気比率は似通っています。
同性愛者の男性は異性愛者の男性に比べて7倍浮気のリスク高いという調査結果が出ています。
性別を無視して年齢だけの浮気リスクを見てみると、20代から30代が高くなります。