10月27日で歴史的大敗をした自民党。2009年以来の政権交代の可能性が高まる中、結局は国民民主党が連立政権に加わることで、第二次石破内閣が発足し、石破茂首相は史上最短で総理大臣の座から降りることを免れました。その影には国民民主党党首玉木雄一郎氏の不倫騒動があったのは間違いないようです。

 

国民民主党党首玉木雄一郎の浮気騒動・不倫発覚に学ぶ。切り札は出すタイミングが大事

 

タイミングが違えば石破内閣の存続はなかった?

 

前回の選挙より12議席から29議席に大躍進した国民民主党。なんと玉木氏はその3日後に不倫相手の元グラビアアイドルと密会。「FLASH」にその現場の一部始終を撮られていました。記事によると「FLASH」編集部側は今年7月時点には二人の親密交際の情報を入手していたようです。
であるならば、選挙前にその証拠を掴んで記事に出すこともできたはず。しかし、結果的には選挙後に国民民主党が躍進し、連立政権に加わった直後に雑誌に記事が掲載されています。
あくまでも仮説になりますが、「FLASH」編集部に情報提供したのは自民党あるいは石破内閣に関わる人物で、選挙前から国民民主党と繋がっており、万が一与党が過半数割れしたときには連立を組む密約がされていたのではないかと思われます。
過去の連立政権でもそうでしたが、自民党が連立を組んだときには連立を組んだ相手側の党首が首相になっていました。しかし、玉木氏が首相に選ばれることはありませんでした。玉木氏の不倫発覚がその大きな理由であるのは間違いないようです。不倫スキャンダルさえなければ玉木内閣が誕生していたかもしれません。

 

証拠を握ってもすぐに手の内を見せるのはNG

 

自民党や石破首相にとっては、好都合のタイミングで発覚した玉木氏の不倫。前々からその情報を入手しており、
「しかるべきタイミングで公表するために機会を伺っていた」
と疑ってしまうのは勘ぐりすぎでしょうか?

事実はどうあれ、まんまと石破内閣の思惑通りに事が運び、石破首相の首は繋がりました。こうなると、選挙の大敗の責任をとり辞任した小泉進次郎選挙対策委員長が間抜けに見えてしまいます。
あのとき石破氏当人がなぜ責任を取って辞任しなかったのか?
最初から玉木氏の不倫の事実を知っていたとしたら……
パートナーの不倫を疑い、その証拠の一端を掴んだとしてもすぐに問い詰めたり、証拠を見せるのは厳禁です。
「ここぞ」というタイミングがくるまでは、証拠集めに集中して、不倫を疑うそぶりを少しでも見せてはいけません。
そのタイミングとはパートナーの交渉の場面や離婚調停です。

でないと、折角証拠を集めても

・相手に事前に察知されて、証拠を隠滅されてしまう
・不倫を疑われていることを怖れて、ほとぼりが冷めるまで不倫相手との接触を避ける

パートナーが対策を打って、証拠集めが難しくなってしまうのです。
怒りや悲しみを抑えて冷静に行動しましょう。