不倫報道で山田太郎参議院議員が文部科学政務官を辞任しました。役職は辞任しましたが、国会議員をやめるつもりはないみたいです。それまでにも数々不倫が発覚した政治家はいましたが、どういう選択をしたのか? 人それぞれのようです。

 

Netflixドラマ『離婚しようよ』と現実の政治家の不倫との比較

 

不倫がバレても、選挙には通るのか

 

参議院議員の任期は6年なので、自ら議員を辞めない限り2028年まで国会議員として居座れるようです。山田議員は政治家になって以来、「みんなの党」→「日本を元気にする会」→「おおさか維新の会」→「表現の自由を守る会」の代表をしながら「自民党」に所属しています。

「表現の自由を守る会」の『ラブひな』『魔法先生ネギま!』の漫画家で参議院議員の赤松健氏が最高顧問を務めています。赤松氏は漫画家なので顧問を務める理由が明確です。「表現の自由を守る会」の票が伸びたのはオタクから支持があったからと言われています。オタクを裏切り、リア充に秘かに不倫していた議員に次回の選挙で票を入れるかは微妙です。
このように「不倫」をしていた政治家は動かぬ証拠が出た場合、最近では不倫を認めるもの辞職はせずにそのまま任期まで居座るケースが多いようです。しかしながら、次に選挙に出ても負ける可能性が高いので、出馬を断念する人がほとんどです。

不倫議員の代名詞だった宮崎謙介元衆議院議員は、不倫を認めた直後に議員辞職しており、やったことは誉められないにしても、潔かったと言えるかもしれません。

 

Netflix『離婚しようよ』のW不倫の末の

 

『離婚しようよ』は宮藤官九郎さんと大石静さんの共同脚本でNetflixで配信されています。

松坂桃李さんが与党所属の世襲議員で仲里依紗さんがその妻で、朝ドラ出身の人気女優という設定。松坂さんが父の地盤をついで衆議院の初当選を遂げたあと、人気局アナとの不倫が発覚。仲さんの妻が夫を許したことで不倫報道は沈静化しているものの、実は関係は冷え切っていて、仮面夫婦でYouTubeに動画配信しているときだけ仲が良いふりをしています。

その後、松坂さんは一度は冷えていた女子アナと再燃し、仲さんも錦戸亮さん演じるアーティストと不倫関係に陥り、W不倫状態になります。しかし、アーティストは不能なので妊娠できず、
仲さんは松坂さんの子供を宿していると分かります。よくできた設定で、仲さんが錦戸さんとの間に子供が産まれないことで、最終的には丸くおさまるようにできています。

現実のダブル不倫の場合、こんなにキレイに終わるワケがなく、泥沼の結果になるのは間違いありませんね。

 

決定的な証拠がない限り、言い逃れきる人も

 

山田議員や宮崎氏のように、正直に不倫を認める人もいれば、報道されても認めなかった議員もいます。ホテルに入ったところを撮られても、「休憩していた」「話をしていた」とシラを切り通すのです。

いずれもマスコミにはシラを切り通せても、サレ側の配偶者の目はごまかせませんから、結果的に夫婦関係は破綻し、離婚している場合が多いようです。
政治家を諦めて元の職業に戻る人もいれば、いくら不倫しても根強い人気があってのうのうと政治家を続けている人もいます。不倫の後の結果も格差があるようです。