探偵事務所でもストーカー対策の依頼が急増しています。
ストーカー殺人だと思われる事件が毎年のように頻発していますが、
事件の予兆があっても、防ぐことができないまま被害者は命を落としています。
「相手を殺したい」と言うほどの憎しみをもった
ストーカーの前から姿を消す方法をお伝えします。
命を狙うストーカーから誰もあなたを守れない理由
頻発するストーカー犯罪ですが、その数に対して、殺人にまでエスカレートするの実は極めてレアケースなのです。
それまでには解決するパターンが多すぎて、ストーカー事件を扱う、専門家さえも殺人まで行ってしまう案件を見逃してしまうようです。
ストーカーという言葉が社会に浸透して、法律も整備されたがために凶悪な事件に発展するケースが取りこぼされてしまう皮肉な事態になっています。
ストーカーのレベルが上がると、リスク→デインジャー→ポイズンにまで発展します。
ポイズンレベルになると、会社・自宅まで押しかける。
殺人にまで発展したケースのほとんどが、自宅に侵入して、殺害されています。
つまり、今までの生活を同じようにしては殺されるということです。
警察や家族がいても守りきれないのは、今まで発生した事件を見ても明らかです。
タレントの遥洋子さんはポイズンレベルのストーカーの被害を受け、生きのびることができた一人です。
それでも、警備員、家族はあまり役に立たなかったと言います。
ストーカーは自分より強いものには徹底的に卑屈で、
攻撃をする様子を見せません。
遥さんが一人になった時をじっと見計らって攻撃を仕掛けます。
命が大事ならば完全に世界から姿を消すしかない
「完全履歴消去マニュアル」著者フランク・M・アハーンは失踪人を探す専門家スキップトレーサーです。
著書では彼の長年の経験からストーカーから姿を消す方法が解説されています。
1・地元の警察に届ける
基本的なことですが、これだけは忘れずに行います。
2・最悪の事態を想定する
ストーカーを相手にするのに楽観主義は命取りです。
もし、大人しい性質で、激しくないストーキングでも、ポイズンレベルに豹変する危険があるからです。
連絡手段を変える
今までと同じスマホを使っていたら、居場所を特定される危険があります。
スマホを捨て、プリペイド式のスマホにします。
同じの長く使っていたら特定されるので、頻繁に機種を変えないといけません。
メールも今まで使っていたメールを削除し、新しいフリーメールを作成し、特定の人だけに教えます。
金の取り扱い方を変える
今までに使っていた銀行口座・クレジットカードを使ったら、その履歴で場所が特定されてしまうので、プリペイドのサービスを使って痕跡が残らないようにします。
自分の情報を消去する
転居する前に、自分が今度移動する場所を特定されないように、あらゆる自分の情報を消去します。
紙だけでなくネット上のSNSやサービスも解約。
紙も高性能のシュレッダーにかけて細かく粉砕し、同じゴミ袋で、おなじ場所に捨てずにバラバラに捨てます。
加害者がゴミを拾って、痕跡を分析しないようにするためです。
転居する時の注意
転居するにも個人名義で買わず会社を設立して、会社の名義で家・部屋を借ります。
合同会社なら格安で設立できます。
生活を変える
転居したなら、今までの生活を一度は全部捨てなければいけません。
転居してまた、同じSNSを使用していたり、自分の名前をグーグルで検索するのも禁物です。
仕事も以前とは全く職種にして、今までの趣味もきっぱりと捨てる覚悟が必要です。
もしあなたが地元のアイドル活動をしても、転居した先で違うアイドルグループに入ったら、必ずストーカーは嗅ぎつけてくるでしょう。
ソロキャンプが好きで、移動先でも続けていたら、その痕跡をたどって
近づいてきます。
大好きなことができないなんて、たいへんな苦痛ですが、命には変えられません。
遥洋子さんは、タレントなので仕事のため自宅から離れることはできませんでした。
それだけでも危険度が増します。
有名で顔が世間に知られているということは、はたが思っているほどいいことばかりではないようですね
また転居しても自分の情報が漏れるのを厳重に消去する必要があります。
ストーカーがモラルのない探偵を雇って、あなたの居場所を探している可能性があるからです。
地元の警察や近所にいる人にもストーカーに狙われていることを打ち明け協力をもとめるのも大事です。
まとめ
ストーカーが同じ地上にいるかぎり、危険はずっとつきまといます。
気を抜かないで常に警戒する必要があります。