恋バナを収集するユニット「桃山商事」の代表・清田隆之は実に約1200人の失恋話や恋愛相談に耳を傾けてきたという恋愛話の強者です。女性の話の中から男性に対する不満を集めた本が「よかれと思ってやったのに」男たちの「失敗学」入門」です。
男性が無意識に行っている行動が、女性の怒りの対象になっているかもしれません。

 

 

仕事とプライベートでは別人のようになる

 

仕事ではきっちり丁寧なのに、ことプライベートになるとすっかりだらしなくなって、結婚式の準備、妊活、マイホームの購入も消極的で奥さん任せという人がいます。
奥さんにとっては、会社とプライベートでのポテンシャルの差がありすぎて、ネガティブなギャップだから余計に不満が出てくるのかもしれません。

本人は仕事とプライベートで変化している自覚はないのかもしれません。
世の中には労力を要する行為と労力を要さない行為があります。仕事とプライベートでギャップがある人は、仕事では面倒くさくてエネルギーを消耗させる労力を要する行為を行い、プライベートでは労力を要さない行為をしているのかもしれません。

本人は仕事でエネルギーを消耗し、プライベートでは労力がいる行為はしたくないのかもしれません。しかし、自分だけが楽をしていることに無自覚だと、パートナーに負担を押しつけているのに気がつかないままだと、パートナーの不満が蓄積して、いつしか爆発!離婚! なんてことにもなりかねません。
プライベートと仕事のギャップを見つめ直してみる必要がありそうです。

 

男のプライドに囚われる

 

「簡単に目下のものに礼を言わない」
「同僚に出世競争で先を超されたら関係がギクシャクする」

男性が「男のプライドを傷つけられた」ときは、一種の防御反応が働くようです。
プライドが揺さぶられてネガティブな感情が発生してしまうのは、「上下」や「勝ち負け」に男性が価値観を多く持っていることが原因だと考えられます。その上でプライドに触れるような事態になると、ネガティブな感情を態度で表してしまうのです。

となると、自分の価値観に自分の行動が縛られている自縄自縛状態になっています。
これを克服するには、まず上下や勝ち負けに還元する価値観を見つめ直し、男のプライドを傷つけられたときはまず、その原因が上下や勝ち負けにこだわる比較思考が関与していないか、自分の心の中を点検してみる必要がありそうです。

女性によっては、「男性のプライドを傷つけないように気をつけて発言をしている」
「男を立てるように専念して、不機嫌にならないようにして揉め事を起こさないようにしている」人も多いようです。

男のプライドは生きる上で邪魔になるだけ。価値観をアップデートした方がよさそうです。