後藤千絵さんは離婚相談専門の弁護士です。
たくさんの離婚相談を引き受けた上での結論は結婚のよしあしは相手選びに尽きるということ。
しかし欠点のない完璧な人などこの世には存在しません。
人間なら誰しも欠点はあります。
ですが、欠点にもDVやモラハラなど、今後おそらく治らないであろう致命的な欠点と結婚生活を送る中で、改善の余地ある欠点があります。
後藤さんの著書「誰も教えてくれなかった離婚しないための結婚の基本」から結婚してはいけない男第1位のモラハラ夫の特徴を紹介します。

 

離婚しないための相手選びモラハラ編その1

 

結婚してはいけない人第1位モラハラ男とは

 

後藤さんが絶対に結婚するのを避けて欲しい第1位がモラハラです。
モラルハラスメントとは言葉や態度によって、巧妙に相手の人格を侵害し、萎縮させることで、相手を意のままに操ること。
モラハラ夫は精神的なダメージを与えて、妻をじわじわ弱らせ支配コントロールしようとするのが特徴です。
また、基本的に男尊女卑の考え方の持ち主が多いのも特徴です。
モラハラを毎日受け続けると、ストレスによって身体も不調があればります。
第2位のDVよりもモラハラが多いのは驚きです。
しかし、モラハラという言葉が普及するまで、このタイプの夫は多くいたはずで、しかもDVや浮気性、金銭感覚などの物理的なダメージはないので、我慢しがちだったのではないでしょうか?
モラハラはいわゆるシンデレラ婚で起きやすくなります。
夫側が立場的に上で、妻側が夫に憧れ、尊敬するポジションです。
三船美佳&高橋ジョージ、ケイティー・ホームズ&トム・クルーズ夫婦のケースのように、最初は尊敬でみており、夫の言いなりになっていたのが次第に苦痛に感じるようになり破綻します。
2組のように年の差があると、夫が奥さんの方がやがて若い人に惹かれて逃げてしまうという恐れもあり、外に出ようとする行動を監視するようになります。
親子ほどの年齢差があると、ジェネレーションギャップで価値観の違いが明確になります。
立場が上であっても、加藤茶さん夫婦のように上手に奥さんの方に尻に敷かれると、上手くいくようです。

 

モラハラ男の特徴1 自分を正当化し、悪いことは人のせいにする

 

自分がミスをしても原因を責任転嫁。反省して自分の行動を変えることはできません。
トラブルのストレスや怒りはそのままパートナーにぶつけてきます。
一方、外面がよく、友人知人や職場の仲間たちにはそういう顔は見せません。
交際中の早い段階で気づくのは難しいでしょう。
客になったときの、従業員に対する態度を観察します。
従業員に横柄な態度をとる場合は要注意です。
明らかに理不尽な注文や失礼な態度は、数年後の自分に対する態度と考えて、ほぼ間違いありません。

 

モラハラ男の特徴2・頭の回転が速く、話はうまいが自分の意見を押し通す

 

モラハラ男はとにかく口が達者です。
頭の回転も速いため、自分の都合の良い意見を次から次へと繰り出し、相手が文句をつけようならすぐに反論してきます。
まさにああ言えばこう言うタイプです。
そういう意味では日頃から議論好きな人は要注意かもしれません。
議論好きと言っても、相手の意見を冷静に聞き、自分の意見を堂々と述べ、間違っていたら訂正できる人なら大丈夫。
そうではなく、妙に負けず嫌いで反論されると、熱くなりちょっとした言葉尻をとらえて攻撃し、自分の意見は絶対に負けずに押し通そうとする人。
このタイプは些細なことで、会っても相手が自分の意見に反論したことに不快感を抱きます。
自分の意見を完全否定されたと捉えて、さらに意地になって攻撃してきます。
怒らせると面倒くさいタイプですね。

話が上手いのは長所でもあるので、なかなか気づくのは難しいかもしれませんが、意見がすれ違ったときの相手の反応は慎重に見ておきましょう。

 

特徴3・会話のキャッチボールが出来ず、気付けは自分の話になっている

 

ラハラ男は会話のキャッチボールが苦手です。
自己中心的で他人の話には興味がないため、こちらの話を聞いても聞くフリをしていても、結局は自分の話になってしまいます。
いわば会話のドッジボールしかできないのです。
自慢話が多いのも特徴です。
基本的に自分大好き人間です。
表面上は何も行き違いが起きていなくても、
・話したいことをいつも最後まで聞いてもらえない。
・こちらが話したことをほとんど覚えていない。
と言った事が続くとしたら、注意が必要です。
彼が会話のキャッチボールができないとしても、意見を押し付けてるほどでもなければモラハラとまでは言えないので大丈夫。
モラハラ男は自分の意見に従わない側が悪いと決めつけ、人格否定が入ってくるので違いは、明白です。

 

モラハラ男の特徴4・とにかく外ヅラがいい

 

モラハラ男は他人からどう見られているかを過度に気にするため、友人知人の前や職場などでは愛想良く振る舞いまいます。
交際をスタートしたばかりの頃だと自慢の結婚相手と思われるタイプです。
ただし、少し付き合いが進んできたら、自分と一緒にいるときと外にいるとき
出たがあるかどうかを見極めることは大切かもしれません。
落差といっても、2人でいるときは自然体でカッコ悪いところを見せてくれる彼氏だったら大丈夫です。
そうではなく、友人や知人の前の職場には愛想がいいのに2人になると周囲を小馬鹿にした発言を繰り返す、自分の思う通りに進んでないことにイライラする、こんな人は外ヅラがよくてストレスを溜めるタイプです。
そのストレスの矛先はあなたに向かう可能性が高いでしょう。