夫が不倫している気配がある。
しかし、探偵に調査を依頼すればお金がかかる。
不倫の証拠が集められて、晴れて離婚が成立して、慰謝料・養育費の支払いが命じられてもこれでめでたしめでたしではありません。

離婚したシングルマザーの調査によると、継続して養育費が支払われているのは全体の二割だけ。
「慰謝料もらった養育費勝ち取ったバンザイ」ではすまないようです。
高い金額を払って調査を依頼したのに、その結果が一人で家計も生活も支えなければならないのだったら、踏んだり蹴ったりです。
自分が離婚しても生活していけるのか?

見極めが大切です。
もし、全てが自分が抱え込む状態になっても、なかなか人は助けてくれません。

 

不倫されたのに妻が離婚できない事情

 

離婚しても生活していけるケース

夫婦共働きでやっと家計が回っているのであれば、離婚したら厳しい現実が待っているのは明白です。

養育費は収入に応じて支払われます。
前述の通り約束通りに養育費が支払われる方がレアケースです。
離婚専門弁護士のアドバイスでは
・必ず子供との面会の機会をもうける
・養育費を支払う通帳を子供の名義にする
などとありますが、一定の効果はあるのでしょうが、あまりにアテにしない方がいいでしょう。

そもそも、夫婦協力しあわないと生活していけないほどの収入に、不倫してしまう夫なので、そもそもが誠実さが欠けた人間なのです。
その位の判別は一緒に暮らした人が一番よく分かっているでしょうが……

つまり、離婚してもお金の苦労なく生活していけるのは

・専業主婦でも生活していけるレベルの収入の夫
・高収入でも不倫が発覚したことで夫の地位や収入が下がらないレベルの夫

だけでしょう。

専業主婦であっても、楽に生活していけるレベルで夫が稼いでいるならば、離婚が成立しても慰謝料・養育費で生活していけます。
しかし、専業主婦で、もし何もスキルが無く、就業経験も乏しかったら、一人で仕事をするのは勇気がいることでしょう。
生活が夫の収入から得ていれば、夫も鼻が高くて、モラハラを受けている場合も多いです。
妻をないがしろにしているから、不倫もできるんでしょうが……
いくらお金の心配がいらないからと言っても引き換えに、夫に愛情を感じないのに精神的な苦痛を受けるのはつらいものがあります。

収入としては問題ないのに、精神的には不安で逆に離婚を決意するのに勇気がいるかもしれません。

夫は収入があるから離婚しても大丈夫!

と思っても、タレントやスポーツ選手などの著名人ではないにしても、不倫が発覚したら、問題になる職業の人は大幅に収入が減る可能性があります。

スキャンダルが発生すると、収入源どころか、仕事がなくなり、逆に借金を抱えるような立場になると、離婚しても結婚を継続しても茨の道が待っているでしょう。

「私は手に職があるから、一人でも子供を育てられる」

 

と思ってもいざ、一人で家計を支えるとなると、やはり2人分よりかなりエネルギーがいります。
しかも、子育てや家事も一人でこなさなければなりません。
シングルマザーで生き抜くには相当の覚悟とエネルギーが必要なのです。

両親のサポートがあるから大丈夫!
と思っていても、両親もいつまでも若くはありません。
亡くなってしまうこともあるし、病気や老化で逆に介護は必要になる場合も……
それでも、となるとさらに自分への負担がアップします。

シングルマザーで生き抜いていく方法

と言っても、現実的には離婚は後を絶たないので、シングルマザーも必然的に増えていきます。

コロナ禍のせいで仕事を失い、超貧困に陥っているシングルマザーも増えているのも現実です。

その中で生き抜いていくには

・シングルマザー向けの公的な手当・補助金・フル活用する
・情報を積極的に取りに行く
・孤立せずにつながりを持つ

ことが大切です。

シングルマザーが利用できる手当助成金や減免制度をフル活用することです。
シングルマザーだと孤立しがちだし、公共施設に行っても助成金などの情報を積極的に教えてくれません。
情報弱者になると、結局使える制度も利用できなくなります。
とは言え、そんな情報さえもなかなか入ってこないので、ネットや図書館に行って情報収集してください。
「と私には何もスキルがないから」
という方には
自立支援訓練給付金という制度があり、資格をスキルを習得するシステムがあります。
以下が厚生省のホームページの解説です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000062986.html
難しい言葉で書かれているので、内容が分かりにくいかもしれませんが、詳しくは各市町村に問い合わせてくださいと言うことです。

つながりを持たずに孤立していると、情報も入ってきません。
シングルマザー同士でつながることが大切です。