『不倫、それは峠の茶屋に似ている』——この言葉の意味を考えたことがあるでしょうか?
漫画界のレジェンドであり、数々の名作を生み出してきた一条ゆかり先生。その彼女が語る不倫や浮気に関する金言は、長年の人生経験と鋭い洞察力が詰まったものばかりです。本記事では、彼女の言葉の中から特に夫婦関係や不倫にまつわるものを抜粋し、不倫の本質やそのリスク、さらには「正しい不倫のやり方」についても考察していきます。
夫や彼が浮気してるかも…あなたがそう思うなら、まずしてる
「男性はウソをつくのがヘタだし、女性は勘が鋭いので、男性の浮気はだいたいバレますね。」
一条先生のこの言葉、経験者なら納得する人も多いのではないでしょうか?
夫や恋人の行動がどこか怪しい。急にプレゼントをくれるようになったり、携帯をお風呂場に持ち込むようになったり、服装に気を遣い始めたりする……特にパンツに気を使い始めたら、浮気確定のサインだといいます。
ただし、あまりに疑い深くなるのも考えものです。夫が少し優しくなっただけで「浮気しているに違いない!」と決めつけてしまうのは、逆に関係を悪化させる可能性があります。
では、もし「夫が浮気しているかも?」と思ったら、どうすればいいのでしょうか?
一条先生が提案するのは「無邪気に攻める」方法です。
例えば、
- 「友達に『ご主人、モテそうだから心配でしょう?』って言われちゃった」
- 「この前、知り合いがあなたに似た人が若い女の子と歩いていたって言ってたよ」
こんな風に、さりげなくカマをかけるのです。
すると、気が小さい男性なら「バレる前にやめよう」と思い、浮気を控えるようになるというわけです。
逆に、男性が女性の浮気を疑った場合は、ほぼ100%黒だとも。一条先生いわく「鈍感な男性が気づくほどの変化があるなら、それは間違いなく浮気」なのだとか。
不倫、それは峠の茶屋に似ている。
『不倫、それは峠の茶屋に似ている』というタイトルの意味を詳しく見ていきましょう。
一条先生のコラムに登場する女性は、人生という長い道のりを歩いています。
山を登るような日々の中で、ふと疲れたとき、目の前に峠の茶屋が現れます。そこには、イケメンの店主が優しくねぎらい、無料でお団子をサービスしてくれるのです。
しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ、気がつくと夜になり、茶屋の主人はいなくなり、女性は真っ暗な山道に一人きり……。
これが、不倫の本質です。
最初は甘く、心を癒してくれるものに思えるかもしれません。しかし、時間が経つと迷子になり、取り返しのつかない状況に陥ることもあります。
不倫の「おいしいところ」と「危険なところ」
一条先生は「不倫はいけないこと」と前置きしながらも、シングル女性にとって不倫ほど「おいしい恋愛」はないと語ります。
- 既婚男性は負い目があるので、女性に優しくしてくれる。
- デートは基本的に男性持ち。
- 男性の汚い部分を見なくて済む(パンツを洗わなくていい、部屋を片付けなくていい)。
- 男性の「いいところ」だけを楽しめる。
一方で、ここで大切なのは「不倫は借り物」だということです。
「借りた時の状態で返さなければならない」
これは、結婚している男性は「奥さんの持ち物」であり、不倫相手はそれを一時的に借りているにすぎないという考え方です。
そのため、
- 既婚男性の家に電話する
- 相手の妻に嫌がらせをする
- 既婚男性を奪おうとする
こうした行動はタブーであり、大人のマナーとして「深みにハマる前に引き上げる」のが賢い不倫の仕方だと語っています。
本当に「正しい不倫」なんてあるのか?
ここまでの話を読んで、「不倫に正しいやり方なんてあるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そもそも、不倫は誰かを傷つける行為です。
一条先生が語る「不倫はおいしい恋愛」という考え方も、ある種の達観した視点からのもの。現実には、不倫が原因で離婚や家庭崩壊に至るケースが後を絶ちません。
では、不倫をする人はどこで間違うのか?
それは、「峠の茶屋に長く居座ること」です。
お団子を食べ、少し休んだら、まだ明るいうちに出発しないといけません。
つまり、一時的な慰めとしての不倫ならまだしも、本気になってしまうと、人生の道を見失い、取り返しのつかない状況に陥るということです。
まとめ
一条ゆかり先生の言葉は、ただの恋愛アドバイスにとどまりません。
彼女が語る「不倫の金言」は、人間の本質を鋭く突くものばかり。
- 夫の浮気は、女性の勘が当たることが多い。
- 夫を追い詰めるのではなく、無邪気に攻める。
- 不倫は峠の茶屋のようなもの。長居すると迷子になる。
- 不倫は「借り物」。借りた状態のまま返すのがマナー。
- 深みにはまる前に、引き上げることが大事。
不倫は甘く、魅力的に見えることもあります。しかし、その先に何が待っているのかを考えることが、本当に大切なことなのではないでしょうか?