サレ妻の視点から考える夫のバレない不倫
「不倫」と名がつく本はたくさん出版されています。
大きく大別すると、
弁護士、税理士、探偵など不倫を専門的な立場から解説する本。
サレ妻、サレ夫など不倫された方の被害者の立場の手記。
逆に、不倫する側のルールや体験を語る本です。
しかし、今回紹介する本は少々変わっています。
たくさんある不倫本の中でも異色の1冊です。
不倫されて離婚に至った奥さんが語る夫のバレない不倫の方法を解説した本です。
村上優著「絶対バレない不倫」の続け方です。
村上さん自身は夫の不倫が発覚し、離婚に至りました。
しかし、もし夫がバレない不倫をして、バレないうちに不倫を終わってくれていたら、離婚はしていなかったと語ります。
不倫している方は不倫をする終了する参考に、サレている方は不倫をみつける参考にしてください。
不倫がバレる8つの原因
1・スマホ
2・SNS
3・服装の趣味が変わる
4・予定を把握しようとする
5・共通の知人にデートを現場を目撃される
6・家を空ける時間が増える
7・態度が変わる
8・不倫相手が妻に接触する
妻に接触していること自体が、秘密を守る不倫のルールから逸脱しているように思いますが、相手が自分と同じように家庭を壊さない遊びの関係という価値観が一致しているとは限りません。
あなたの不倫はどの家庭を壊したくない程度の不倫ですか?
壊してもいいと思う程度の不倫ですか?
なんていちいち確認したりしません。
勝手に自分が相手を都合のいい相手だと思っているだけです。
不倫をしても相手が漏らさない相手とは、
ドラマによくある昔の妻子を離婚したのに、
「不倫だったから割り切れた関係でよかったのに、本気になって結婚を迫られたらめんどくさい」
と不倫相手です。
ドラマ的にはありがちで、実は男性側にとっては都合のいい女なんですが、
最近スクープされた水泳選手の不倫と同じように、性処理扱いされる不倫相手は必ず不満を持つようになり、そこから不倫が発覚します。
不倫に適した相手を選ぶ
1・プライベートに踏み込まない
2・離婚、自分との再婚を望まない人
3・嫉妬しない人
4・自分が本気にならない相手
この4つの条件をもった人はなかなかいないでしょう。
それこそ、都合のいい女、男だと思います。
絶対にバレない不倫のルール
1・携帯をもう1つもつ
不倫がバレないようにするアイデアでも、ありそうでなかったアイデアです。
浮気をチェックするのにまずやるのが携帯の記録です。
しかし、携帯を2つ持って不倫相手とのやり取りは必ずもう一台だけですれば、不倫の形跡は一切残りません。
本には載っていませんが、クレジットカードや銀行口座も別のものを作成して、銀行やカードのやりとりも完全にネット上で処理すれば、調べようがありません。
もっとも、それを行うには、不倫相手との交際費にしても、給料の口座のお金を使っていたら、バレてしまいそうです。
ネット副業などをして、別の収入源を確保する必要がありそうです。
副業をしていたら、不倫なんかしている暇はなさそうですが……
2・必要最低限以外、不倫相手と連絡を取らない
恋心があれば、常に会いたくなるし、長い時間そばにいたいのが人情です。
ところが、不倫がバレないようにするには連絡もあまりとらず、会う回数を減らすのが一番です。
調査するにせよ、週に一度のペースで会うのだとすれば7日間張り付いて尾行していれば、密会している現場を押さえることができます。
ところが会う頻度が少ないと、調査期間中に証拠を掴み損ねてしまいます。
中には、お盆休み中に1年に一度だけしか逢瀬を遂げない七夕のような不倫もあります。
3・生活範囲内でデートをしない
家や会社の近くで会っていると、男女どちらかの知人とでくわす危険は避けられません。
密会のほとんどは近所では行われず、必ず高速道路や電車などを使って知人のいない地域まで行くと言われています。
だから、自動車の走行距離やETCカードの利用状況や新幹線などの購入履歴が不倫の証拠として有効になります。
4・家に不倫相手を連れ込まない
5・友人を紹介しない
6・プレゼント交換はしない
7・態度を変えない
4などは問題外ですね。家に異性を連れ込んだら、必ずその痕跡が残ってしまうでしょう。
4から7までは、バレる不倫にしてもやってはいけないことですね。
まとめ
不倫はどう考えても、配偶者を裏切る行為ですし、冷静な頭で考えたらできない行為です。
理性では制御できず、情や肉欲の方が勝ってしまう破壊行為のように見えます。
また、それでも「自分は不倫をしても許されるのだ」と不倫の当事者が思っているとしたら、配偶者に対してDV的な支配者的な意識を持っていると言えるでしょう。
「自分の給料で食べさせてやってるんだから、何をしても自分の勝手だ」
と思っている可能性があります。
ばれない不倫=不可能と思える一冊でした。