浮気をされたら誰だって離婚したくなりますよね。
そもそも浮気は許せませんし、自分を裏切ったパートナーに対しても信頼感なんてありません。
ですが、探偵事務所に浮気調査を依頼した結果、浮気の事実が判明した人のすべてが離婚しているわけでもないのです。
というわけで、今回は浮気と離婚の不思議について詳しく見ていこうと思います。
■浮気をされても離婚をしない依頼者
浮気をされて許せないからこそ探偵事務所にやってくる依頼者の方々。
しかし、だからといって全員が離婚を望んでいるわけでもありません。
浮気調査を依頼する人の半数近くは、実際に浮気の事実が判明したとしても、離婚までは至らないケースが多いのです。
■子供のことを考えて離婚はしない
子供に対して深い愛情を持っている人の場合、夫や妻が浮気をしたとしても、子供が成長するまでは離婚を踏みとどまるという人が多いです。
子供ができれば、夫婦の関係は常に子供を中心に回りはじめます。
仕事にせよ、将来の設計にせよ、すべて子供の未来をふまえて考えるもの。
そこで起きたパートナーの浮気トラブルに不安や怒り、悲しみを覚えたとしても、それよりも子供の将来のほうが大事!という人が結構多いのです。
〇一人で子育てをするのはやはり大変
夫や妻の浮気のせいで独り身になった人が一番大変なのは、子育てを自分の手だけで行うようになることです。
この苦労と、夫や妻の浮気に対する自分の精神的損害を天秤にかけた結果「どうせ苦労するならこのままのほうがいい」という結論に至る人は結構多いんですね。
もちろん全ての人がそうなるわけではありません。
やはり子育てをする上で信頼の無い相手ですから、逆に一人で育てたほうが子供にとって良い結果をもたらすと判断する人は多いです。
■経済的理由で離婚しない
夫婦のどちらかがら金銭的に裕福である場合、その伴侶は夫や妻の浮気に対して寛容になる傾向にあります。
というのも、やはり経済的に裕福なら、浮気の一つや二つ目をつぶってやるという気持ちになるんでしょう。逆に経済力が同程度の夫婦ほど、浮気による離婚率は高いように見受けられます。
〇夫婦は愛情だけでなりたってはいない
夫婦関係は愛情だけでなりたっているわけではありません。
世の中には様々な夫婦がいて、その中には経済的な理由により夫婦生活を続けているような人がいます。
とくに、伴侶がお金持ちだった場合。
たとえ愛情が覚めていても夫婦関係が続くのは、ひとえに相手の経済力に依存していることが多いのです。
それまで良い生活ができていたのが、相手の浮気一つですべて捨てる・・・なんて勇気がある人のほうが却って少ないくらいです。
■浮気をしたとしても家族の愛情はゆるがない
最後にお伝えしなければならないのは、浮気をされたといても許す人の多くが、実は家族としての愛情が強いということです。
もしも、これが恋愛関係であれば絶対に許せないでしょうが、父として、母としてという家族の役割が決まった段階になると、夫婦の関係はただの愛情だけでなく、強い信頼関係でむすばれるようになっています。
この段階にまでやってくると、たとえ夫や妻が別に異性を作っていようとも、離婚する気など最初からありません。むしろ、浮気は浮気で、家族の絆に比べれば他愛ないものだと、すぐに割り切れるような冷静さすら持っています。
ここまできたひとが浮気調査を依頼する場合、一番心配なのが浮気相手のせいで、家庭がめちゃくちゃにならないかを考慮してのことで、あくまで現実味をおびたリスクヘッジの意味合いが強く、危機感が先にきているため、それほど激高している人はあまり見かけません。
■浮気をされても夫婦関係は修復可能
探偵として浮気調査をしていると、浮気トラブルがあった夫婦でも再生可能なことがよくわかります。
夫婦というのは互いの信頼関係でなりたっているのであり、浮気を許し、相手が反省して家族に尽くすことさえ思い出せば、夫婦関係は依然よりも良好になることさえありえるのです。
ただし、そのためには浮気の事実を知る必要があります。
浮気をのばなしにすると、夫婦関係がくずれ、家族そのものが崩壊するきかっけとなります。
リスクの芽をつみとるためにも、探偵事務所へのご相談はなるべく早めにするほうが良いでしょう。