『探偵に浮気調査を依頼したらどんなメリットがあるの?』
「夫や妻の浮気に悩まされたら、探偵事務所ぜひご依頼を」
こうしたキャッチコピーを探偵事務所の広告などで見た人も多いでしょう。
探偵事務所といえば浮気調査。
これは昔から変わっていない図式ですし、事実、年間200億円規模と言われる探偵業界の市場は浮気調査によって未だに回り続けています。
しかし、このブログを読んでいる人の中には「そもそも探偵に浮気調査をしてどんなメリットがあるのか?」と首をかしげている人も多いでしょう。
そこで、なぜ浮気をされたら探偵に依頼すべきなのか、そのメリットについてご紹介させて頂きます
■浮気調査の目的は不貞行為の証拠を集めること
浮気調査の目的は、不貞行為の証拠を集めることにあります。
不貞行為の証拠を集めることにより、依頼者には様々なメリットがありますが、まずは不貞行為の証拠について知っておきましょう?
・不貞行為とは法律上の浮気の定義
不貞行為とは、民法上における浮気の定義です。
離婚について定めた民法770条では、浮気調査について次のように定めています。
『第770条
夫婦の一方は、以下の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
1・配偶者に不貞な行為があったとき。』
この法律において定められた「不貞な行為」こそ、不貞行為の正体です。
不貞行為は過去の判例から定義されています。
現在の定義は「配偶者以外の特定の異性と好意に基づき性的交渉を持った場合」となっています。
そして、探偵に浮気調査を依頼するということは、上野定義に基づいた不貞行為の証拠を手に入れることになります。
(不貞行為の証拠については「探偵が教える不貞行為の証拠の種類とは?」へリンク)
■不貞行為の証拠があれば何ができるのか?
不貞行為の証拠があった場合、不貞行為を働かれた一方の配偶者は、婚姻関係を見直し、さらには配偶者へ慰謝料を請求する権利を手に入れられます。
・離婚請求
民法770条に定められている通り、不貞行為があったことを示す証拠があれば離婚請求が可能になります。
不貞行為があったということは、それだけで夫婦関係が事実上の破綻状態にあると考えられています。よって、その関係を修復することなく終わらせる権利は不貞行為をされた側に与えられるのです。
・慰謝料請求
不貞行為によって夫婦関係が破綻すれば、それによって起きる精神的損害を賠償請求、つまり慰謝料請求によって取り戻すことができます。
ただ、慰謝料請求は配偶者だけに行えるものではありません。
不貞行為の証拠があり、なおかつその相手もわかっているなら、配偶者とその浮気相手の双方に不貞行為の請求を行うことができます。
・親権に関する問題解決
不貞行為の証拠があり、その事実が明らかになれば親権問題も貴方にとって有利に運ぶでしょう。
法律上、親権と不貞行為には因果関係はありません。
よって、不貞行為を行ったとしても協議、もしくは裁判上の親権争いでは確実に有利に働くとは限りません。
ただし、裁判となった場合、裁判官の心象が悪くなるのは当然不貞行為をした側です。不貞行為のために家庭をないがしろにしているなら、なおのこと親権は譲られにくくなるでしょう。
■探偵に調査を依頼すれば浮気問題の解決はスムーズに行える
探偵浮気調査を依頼すれば、不貞行為の証拠を確実に集めることができます。
その結果、貴方は浮気トラブルための離婚、慰謝料請求、親権といった問題を自分に有利な形で運ぶことができるのです。
浮気調査は一筋縄では行きません。
探偵事務所に依頼する人の大半は、その前に自分で浮気調査を試みています。
また、先に弁護士に相談している場合も多いです。配偶者の不貞行為によって貴方に生まれた権利を上手く使うためには、法律の専門家の力が必要不可欠です。
しかし、自分で浮気調査をしても証拠が出ず、今手元にある証拠では足りないと弁護士に指摘されてしまったら、あとは探偵の出番です。
浮気調査のプロが貴方にかわり、不貞行為の証拠を集めれば、普通では考えられない質と量の証拠が手に入るのです。